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kouza sa12

ラン菌、キノコ菌を怒らせな

 SUGOI-ne栽培で最も注意しなければならないことは、
 最もこれまでの水ゴケ、バークなどの栽培と異なることは、
 乾燥させてラン菌、キノコ菌を怒らせてはならないということです。

 SUGOI-neは生の樹皮で作られている。
 SUGOI-neはヒラタケ、マイタケ、ナメコ・・・などのキノコ栽培も出来るものである。
 それらのキノコも宇井清太が発見したラン菌も・・・同じ材木腐朽菌に属する。
 ラン科植物のほとんどのランは、このようなキノコ菌が主役のエリア自生している。
 当然その場所では一つのルールが存在する。
 そのルールがない場所ではランは自生できない。
 
 そのルールとは何か。
 「水分」である。
 ランもキノコ菌もラン菌も生きるための絶対の条件が「水分」だからである。
 昔、百姓は・・・・水田に水を引くために・・・・命がけの「水騒動」を起こした。
 水飢饉。
 現在の都市も東京も・・・ダムに水が無くなれば・・・・どうなる????
 ラン菌とランの共存共栄のルールが構築される条件は、
 両方の生き物が共に分かち合える「水分」が存在するときである。

 充分な水分がなくなったとき・・・・
 水分の吸収能力が抜群のキノコ菌、ラン菌は、共存のルールを捨てて、
 猛然と水分を収奪する。
 ランに分けることなどしない。
 更に材木腐朽菌の本性をあらわにする。
 ランの根の細胞の水分さえも奪いはじめる。
 吸水鬼に変貌するのである。
 ランに勝ち目はない。
 根はボロボロにされる。
 根のセルロース、リグニンも溶かされて菌の養分にされるからである。

 こういう状態の極限には、ランの自生地では起こらない。
 乾期であっても最低限の水分が、地下水の毛細管現象で補給されるからである。
 雨水で補給されるからである。
 夜霧、夜露で補給されるからである。

 ところが・・・・
 SUGOI-neの鉢では、この極限の状態が起こる。
 潅水が足りない場合である。
 ラン栽培して・・・・・
 ここまで極限状態になるまで潅水しない人。
 宇井清太には信じがたいことであるが、ここまで潅水しない人現実に多く居る。
 ランが水を要求している声を、表情を・・・聞こえない。解からない人。
 毎日ランを見ていない人。
 ランのどこを見ているのか?????
 ランの悲痛な叫びを聞こえない・・・愛好家????
 
 水ゴケ、バーク、軽石には養分がないから、キノコ菌、ラン菌が生息できないから、
 極限まで乾燥させても、こういう問題が起きなかった。
 でも、そんな乾燥では・・・拷問である。
 拷問、イジメのラン栽培。
 それが、これまでのラン栽培法であった。
 
 つまり、SUGOI-ne栽培の成功の秘訣は、
 ラン菌、材木腐朽菌を極限まで怒らせるな・・・ということ。
 乾期でも、ランの自生地がカラカラに乾いているということはない。
 最低限ランが生きられる湿度はある。
 この最低限の湿度とは・・・どういう湿度なのか。
 これがオシボリの湿度である。
 SUGOI-ne栽培では、どんなランでも、これ以上乾燥させてはならない!
 オシボリの湿度を与えておれば・・・ラン菌、材木腐朽菌はおとなしく炭素循環してくれる。
 そういうことである。


 詳しい説明
   材木腐朽菌はバイオ乾燥機である  クリック

 
  絶対失敗しない潅水法